美しい時代へ ー 東急グループ

東急テックソリューションズ株式会社

Oneday Report

東急グループの事業をITで支える社員の一日をご紹介します。
日々の業務内容や働く様子を通して、当社での働き方をイメージしていただけます。

Daily Schedule一日の流れ

01

インフラエンジニアN・Sさんの一日

私は、クラウドサービスチームに所属しており、インフラエンジニアとして、東急グループ各社のシステム基盤(システムが動くための土台や裏側の仕組み)を支える業務に携わっています。
具体的には、不動産や鉄道などの業務システムやホームページが安定して利用できるように、サーバー、ネットワーク、セキュリティなどITインフラの要件定義から構築、運用・保守までを幅広く担当しています。
グループの特性上、鉄道・不動産・ホテル・生活サービスなど、幅広い事業にシステム担当として携われることにやりがいを感じています。
趣味はプラモデル製作・映画鑑賞・ドライブです。休日は趣味を楽しみながらリフレッシュし、日々の業務に取り組んでいます。

【登場人物】

■東急グループ各社従業員(メインとなるお客様)

業務でシステムを利用する部門の担当者であり、弊社のお客様でもあります。システムで実現したいことや改善要望など、プロジェクトを進めるうえでの方向性を決定します。

  • 不動産関連システム担当者
  • 鉄道関連システム担当者

■アプリケーションベンダー

お客様の要望をもとに、システムやアプリケーションの開発・改修を担当する会社です。システムで必要となる技術や要件を検討します。

  • アプリケーション開発担当者

■当社メンバー

私が所属している部門・チームです。AWSなどのクラウドサービスを活用し、東急グループ各社向けにシステム基盤を構築しております。

  • クラウドサービスチーム
09:30

出社 連絡確認・当日のタスク整理

出社後は、メールやチャットを確認し、自身およびチーム宛に届いている連絡をチェックします。
私は複数の案件を並行して担当しているため、スケジュール管理を意識しています。
当日の予定を整理し、各案件の進捗状況を確認しながら、空き時間を活用して進めるタスクを組み立てます。
優先順位を明確にすることで、対応漏れや遅れを防ぎ、効率よく業務を進めることを心掛けています。

10:00

朝会 チームの予定を共有

クラウドサービスチームでは、毎日朝会・夕会を実施しています。
朝会では、当日の作業予定や業務連絡を確認し、各メンバーが共有事項の報告を行います。
また、時間に余裕がある日は「最近あった良かったこと」をテーマにした雑談も行っています。メンバーの意外な一面や魅力に気づくこともあり、面白いです。
こうした何気ないコミュニケーションが、気軽に相談できる雰囲気づくりにつながっています。
本日は、朝会で上司から資料のレビューの依頼を受けたため、内容を確認しながら作業を進めます。

10:30

セキュリティガイドラインのレビュー

レビュー対象は、東急グループ各社向けに作成されたセキュリティガイドラインです。
資料の内容について「読者にとってわかりやすい表現になっているか」「内容に抜け漏れがないか」の観点で確認します。
今回の読者は東急グループ各社の「システム担当者」ですが、必ずしもITに詳しい方ばかりとは限りません。
そのため、専門用語は多用せず、誰にでも理解しやすい内容となるよう意識しています。
確認の結果、一部の説明について文章だけでは伝わりにくい箇所があったため、図を活用した説明方法を提案しました。

11:30

不動産関連システムのプロジェクト定例会

現在並行して進めている不動産関連システムのプロジェクト定例会に参加します。
定例会ではWBS(プロジェクト全体の作業計画を整理した表)をもとに、作業状況や課題について共有を行います。
本日は、システム構築後のサポート契約における作業内容について説明を行いました。
「サービス内容」や「契約にあたりお客様に対応いただく事項」などを、図を用いながら分かりやすく説明します。
また、予算面も重要な観点となるため、「なぜその作業が必要なのか」「実施しない場合にどのようなリスクがあるのか」も併せてご説明します。
今回は事前に資料を共有していたこともあり、円滑に認識合わせを行うことができました。
お客様からご理解やご納得いただけた際には、やりがいやうれしさを感じます。

12:30

昼休み

お昼休みは近隣へランチに出かけることが多く、本日は他部署のメンバーに誘われて焼肉を食べに行きました。
私たちのチームは基盤領域を担当している都合上、他部署のシステム基盤も整備しております。そのため、他部署の方とかかわる機会も多くあります。
部署を越えたコミュニケーションも活発で、普段の何気ない会話から新たな気づきや情報交換につながることもあります。

13:30

環境構築検証① 事前検証

午後からは、鉄道関連システムの環境構築に向けた事前検証を行います。
クラウド上のサーバーから別の保管先へデータを転送する仕組みについて、新たに利用するアプリケーションが正常に動作するかを確認します。事前に調査を行っていたため構築作業自体は順調に進みましたが、データ転送時にエラーが発生しました。
チームメンバーとも相談しながら原因を調査しましたが、その場では解決に至りませんでした。別の手段によるデータ転送についても検討が必要そうです。
このように、新しい技術や構成を扱う際には、事前の検証が欠かせません。想定外の事象が発生することもあるため、余裕を持ったスケジュールで進めることも大切だと感じています。
思い通りに進まないこともありますが、原因を探りながら解決策を考えることがエンジニアの面白さでもあります。

14:30

環境構築検証② 他手段の調査

「クラウド環境でのデータ転送」を実現するため、別の方法について調査を進めます。
調査の結果、同様の機能を持つ別のアプリケーションがリリースされていることが分かりました。
実際に動作検証を行ったところ、こちらでもエラーが発生しました。システムの動作記録や情報、設定内容を確認し、「権限設定に原因があるのではないか」という仮説を立てて調査を進めたところ、やはりファイル転送に関する権限がうまく設定できていないようです。
システム構築やトラブル対応では、「仮説を立てて検証する」ことの繰り返しが重要です。要件や問題発生箇所を整理しながら、段階的に原因を切り分けていきます。
切り分けとトライ&エラーを繰り返すことで、これまでバラバラだった情報が少しずつつながり、推理小説の謎が解き明かされるように原因が見えてきます。その過程に、この仕事ならではの楽しさと達成感を感じています。

15:30

資料整理・資料作成

この後の夕会でチームメンバーや上長へ相談するため、ここまでの調査内容を整理した資料を作成します。
複雑なシステム構成の場合、口頭だけでは認識のずれが生じることもあります。
そのため、構成図や検証内容を可視化し、状況を正しく伝えられるよう整理します。
実施した作業内容や発生している課題、そこから考えられる原因(仮説)をまとめ、チームメンバーが理解しやすい資料を作成しました。

16:30

夕会 相談・原因特定

夕会では、作業の進捗確認に加え、困りごとや相談事項の共有をメインに行います。
本日は、先ほどの検証中に発生したエラーについて相談をしました。
事前に資料を用意していたことで議論がスムーズに進み、データ転送時に発生したエラーの原因が「ファイル転送時の権限設定」にあることと、具体的な対応方法についてチームのメンバーからアドバイスをもらうことができました。
「システムエンジニア」は個人作業が多いように思われがちですが、「チームワーク力」や「コミュニケーション力」もとても大切です。
日々の業務の中で悩むこともありますが、気軽に相談できる環境があることで、安心して仕事に取り組むことができています。

17:00

環境構築検証③ 再検証・エラー解消

夕会で得たアドバイスをもとに、再度検証を行います。
アドバイスの通り設定を見直した結果、無事にエラーが解消され、データ転送が正常に実行できていることを確認できました。
これにより、後続作業も予定通りに進められる見込みが立ちました。
課題を自ら調査し、チームのメンバーと協力しながら解決できたことで大きな達成感を得ることができ、改めてチームメンバーのサポートの心強さを実感しました。

18:30

退社

フロアに終業の案内が流れ、本日の業務を締めくくります。
明日の予定や対応すべきタスクを確認し、業務の整理を行ってから退社します。
繁忙期と閑散期によって忙しさに違いはありますが、状況に応じてメリハリをつけながら働くことができる環境です。
翌日の業務をスムーズに進められるよう準備を整え、一日の業務を終えます。お疲れ様でした。

その他の担当業務について

システム基盤の構築・運用だけでなく、IT企画の立案や推進を担当することもあります。
業務改善につながる小さな取り組みから、東急グループ全体に関わる大きな取り組みまで内容はさまざまです。
私は日頃から、「何が課題でなぜそのような仕組みになっているのか」「システムで解決できることはないか」「世の中で話題になっている技術は何か」といった視点を意識しながら業務に取り組んでいます。
何気ない気付きが、新しいサービスや改善施策につながることもあります。
また、クラウド領域の知見を活かし、親会社と連携しながら東急グループ各社向けのセキュリティ強化や推進施策にも携わっています。
AWSをはじめとしたクラウドサービスを安全かつ効率的に利用するためには、利用ルールの整備や統制が欠かせません。セキュリティ施策の推進にあたっては、クラウドの知見だけでなく、利用環境や運用面も考慮しながら検討を進めています。
利用したことがないサービスや機能も含まれるため、資格取得や技術学習を通じて知識を深めるとともに、図やイラストを活用し、わかりやすく伝える工夫も行っています。
エンジニアには、学び続ける姿勢と、得た知識を相手にわかりやすく伝える力が重要だと感じています。

02

PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)M・Mさんの一日

私は、東急グループの鉄道系新規事業プロジェクトのシステムPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)として、プロジェクト支援をしています。
担当プロジェクトでは、ビジネス部門や外部の開発会社と一緒に仕事を進めています。
今回はシステム導入前のテスト(本番環境試験)を控えたある日のスケジュールを紹介します。

【登場人物】

■グループ内関係者

① プロジェクトメンバー

  • プロジェクトマネージャー
  • ビジネス部門担当者
  • システムPMO(私) と システム担当メンバー

② ユーザ部門

  • 鉄道スタッフ部門


■社外関係者
  • システム開発会社 3社
09:30

出社

私の担当プロジェクトは、来月に本番環境試験を控えていますので、今は試験実施に向けた準備が主な仕事です。
まず最初にメールを確認すると、開発会社から検証環境試験に関する資料が届いていました。
午後に開発会社と打合せの予定があるので、それまでに資料を確認することにしました。

次は、システム担当のメンバーと朝会です。
朝会では本日のスケジュール・タスクの確認や、役割分担、相談事項について会話します。
毎朝コミュニケーションをとることで、トラブルに早く気づき対処することができるだけでなく、チームとして協力しやすい関係を築くことができます。

10:00

受領資料のチェック

メールで受け取ったテストに関する資料(試験要項書)に目を通します。
『試験要項書』とは、出来上がったシステムが求められている仕様通りに機能するか、確認観点を記したものです。
試験内容は、システムの品質を左右するものなので、誤りや不足が無いかを入念に確認し、指摘事項を一覧にまとめて開発会社に送ります。

要項書の試験結果(想定)を確認したところ、お客様の操作ミスによって生じる可能性のあるエラーが確認項目に含まれていないことに気が付きました。
念のため仕様書を確認してみたところ、今回のエラーについてどのようなエラーメッセージが表示されるのか記載されていませんでした。
仕様書への記載を忘れてしまっている可能性があるため、開発会社へ確認する必要があります。

他の指摘事項と合わせて一覧に追記した後、開発会社へ「午後の打合せで確認させてください」とメールで返信しました。

11:30

プロジェクトメンバーミーティング

東急側のビジネス担当とシステム担当を含めた打合せに参加します。
課題一覧を見ながら、各担当者が進捗状況を報告します。

それぞれの担当で困っていることがあれば、ミーティングの前に「こんなことを相談したいです」という内容を連絡し、議題にします。
本日は、サービス取引状況を確認するためのマニュアルを作成している担当者から、システムの操作方法について教えてほしいという相談がありました。

私から情報共有として、午後の開発会社との打合せ内容について、プロジェクトメンバーが内容を理解できるように丁寧に説明しました。
システムの専門的な話になりそうな時は、事前に説明しておくとスムーズです。

12:30

ランチタイム

本日はお気に入りの中華料理屋でランチです。

14:00

外部のシステム開発会社と打合せ

午後の打合せ相手は、今回のサービスの主要部分を作っているシステム開発会社です。

いくつか課題となっていた部分を議論した後、午前中にメールを出していた試験要項書の確認項目について、お客様の操作ミスによって発生する可能性があるエラーが含まれていない事を改めて伝えました。
原因はエラーパターンの考慮漏れで、作成途中のシステムで試してみたところ「不明なエラー」と表示されてしまうことがわかりました。

「不明なエラー」という表示ではお客様にはわかりにくい表示ですから、新たなメッセージを追加することになりました。

開発会社から、表示するメッセージを決めてほしいと依頼を受けましたが、システム上のエラー発生時に鉄道スタッフ部門がどのような対応を行うのか確認をしてからでないと、適切なエラーメッセージが決まらないと判断し、持ち帰りの検討事項としました。

15:30

スタッフ部門との調整・資料作成

打合せ終了後、先ほどの打合せ内容について鉄道スタッフ部門に相談をしたいという内容のメールを送り、明日打合せをすることになりました。
相談内容が少し難しい話になりそうなので、説明用資料は今回の背景や事象(出来事)の説明について図を用いて丁寧に作成しました。

相談内容はシステム上のエラーメッセージの件ですが、検討が必要なのはエラーが発生したときの鉄道スタッフ部門の対応方法についてですから、スタッフ目線で資料を作成することが大切です。お客様にとってわかりやすく親切なシステムとなるよう、エラーメッセージのパターンをいくつか考え、パターン毎に鉄道スタッフ部門の仕事にどのような影響が及ぶかという視点で資料をまとめるようにしました。

私たちはシステム会社ですが、東急グループのサービスを利用いただいているお客様と、システムとの中間に立つ仕事が多い所が特長です。

より良いシステムであることだけでなく、より良いサービスであることを考える仕事にとてもやりがいを感じています。

18:00

タスクの整理 ~ 退社

終業時刻は18:30なので、そろそろ本日の振り返りを実施します。
一日の進捗内容を記録に残し、明日のタスクを整理し終わったら退社です。

その他の担当業務について

本日紹介したプロジェクトは後半に差し掛かっています。
私は、このプロジェクトのスタート時から参加し、様々な仕事に関わっていますので、担当業務を3つほどご紹介します。

  1. 企画段階

    ビジネス部門と一緒に、新しいビジネス(サービス)に必要なシステムのイメージを『要求仕様書』に落とし込み、外部の開発会社へ提示し開発を依頼します。

  2. 要件定義

    システムの詳細を決めていく中で出てくる課題を、お客様が提供しようとしているサービスの業務とシステムの両面から検討していきます。これが定まらないと、システムとして具体的に何を開発し、何ができるようになれば良いのかが決まりません。

  3. 開発と試験計画

    開発スケジュール管理や品質管理を行います。今回のケースでは、複数の開発会社がそれぞれの担当領域を開発しているため、開発会社間の仕様連携と各開発会社が作成したシステムの結合試験計画や試験内容の確認を行います。