2023.04.12
東急電鉄株式会社
日本アイ・ビー・エム株式会社
東急テックソリューションズ株式会社
東急電鉄株式会社(以下、東急電鉄)、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、テクノロジーを活用した鉄道設備の保守業務の高度化に向け、東急電鉄と日本IBMが共同で開発した「状態保全(CBM:Condition Based Maintenance)支援システム」(以下、本システム)を活用した、鉄道設備の状態モニタリング、リスクスコアの可視化を4月下旬より運用開始します。なお、本システムの保守・運用は東急テックソリューションズ株式会社(以下、東急テックソリューションズ)が行います。
本システムは、遠隔で取得した鉄道設備に関するデータを蓄積・分析することで、設備の故障リスクを可視化する機能を実装したものです。これらの機能を活用することでこれまで行ってきた定期的な点検と比べ、現地検査の見直しによる業務の効率化、夜間作業の負担軽減、データに基づく円滑な技術伝承といった効果が期待されるほか、適切な設備更新計画の策定・実行によるコスト抑制、故障の未然防止による運行品質の維持・向上を目指していきます。
また、本システムの対象は、現時点で転てつ機およびレールですが、今後も順次対象の拡大に取り組みます。
東急電鉄は、構造変革による事業基盤の強靭化、およびアフターコロナに即した社会的価値の持続的な提供を目指す中期事業戦略“3つの変革・4つの価値”を策定し、テクノロジーを活用したオペレーション変革として、これまでに、鉄道版インフラドクターの導入、CBM推進を目的とした空調設備改修などに取り組んできました。
3社は、本システムの運用を通じて、鉄道設備の保守業務におけるデジタル技術を活用した最適化を実現し、さまざまなデータを有効に活用することで鉄道事業のDXを推進していきます。
詳細はPDFの通りです。
本件・別紙資料(PDF:297KB)